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令和5年度 冬期「二条城障壁画 展示収蔵館」原画公開について

2023年10月19日

二条城二の丸御殿の障壁画は、後水尾天皇の行幸に先立ち、徳川将軍家が寛永元年から3年(1624~26)にかけて行った大改修の際、狩野探幽率いる狩野派の絵師たちによって描かれました。二条城では、これらの障壁画の模写を制作して原画(オリジナル)とはめかえ、原画は「二条城障壁画 展示収蔵館」において収蔵し、順次、展示公開しています。

この度、令和5年度冬期の原画公開を下記のとおり開催します。冬期には、〈黒書院〉三の間の障壁画を展示します。〈黒書院〉の対面所は、将軍にとって特別な相手、すなわち高位の公家や大名が将軍に対面する場所とされ、三の間は、対面を前にした相手が控えた部屋と考えられます。長押の上の壁には松の並び立つ浜辺が、襖や壁には、苅田や寒菊など、秋から冬にかけての景物と共に松が描かれます。この控えの部屋で過ごす時間を含め、幕府は、特別な相手との対面をどのように演出しようとしたのでしょうか。今回は、三の間の障壁画を一挙に公開します。ぜひ、ご覧ください。

 

タイトル:冬期「松に囲まれ春を待つ ~〈黒書院〉三の間~」

会期:令和5年12月21日(木)~令和6年2月21日(水)[60日間]

※12月29日(金)~31日(日)は休館

 

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